黒島・島カフェ ハートらんど りみさん


HONUAsurfriderに関わっていただいている方々をご紹介するHONUA Interview。第2弾は南の島の化粧品ブランド「HONUA surfrider」が販売するスキンオイル「黒島・ヤラブオイル」の原料テリハボクの種子を提供していただいている島カフェ ハートらんどのりみさんにインタビューさせていただきました!

黒島でちっちゃなカフェをやっているりみと申します。

- 黒島はどんなところですか?

黒島は日本の端っこ南の方にある端っこの諸島にあるんですけども、石垣島から船で30分のところにあります。
ハート型のひらぺったい島で人口は200人、牛は3000頭いる島です。

周囲は13キロぐらいですね。

- 黒島にとってテリハボクとは?

私は黒島生まれなんですけど小さい時からある木ですね。
どこにでもある木なんですけど、牧場にも生えてるし道路にも生えてるし、
裏庭とかにも生えてるんですけれども(笑)

黒島にとっては本当に山のない島ですので
大切な木で防風林とか牛さんたちが休む木陰になったりとかしてますね。

昔は材木としても使われていたそうです。

- テリハボクのはじまりにはりみさんの祖父が関わっていたとお聞きしましたが。

私のおじいちゃんが青年団長の時、青年団長っていうのは明治頃の話になるんですけれども、
おじいちゃんがある偉い先生に
「黒島に木を植えなさい。木がない島は人間が裸になって立ってるようなもんだよ」
「人間と木は大切ということでなくてはならないもんだ」
「木や森とかは生活していく上でそれで木を植えなさい」っていうのを
おじいちゃんは20代の時に教えてもらってずっと植え続けてたんです。

黒島は珊瑚礁で出来ている島ですので、土がありませんし、土地が痩せてるので、
それで植えても植えてもすぐ枯れるんです。それを5年10年15年と植えては枯れるをやり続けて
枯れた木がどんどん腐葉土になって肥やしになって今ではもう立派な森になりました。

おじいちゃんが木を植え続けた時にはもう周りは頭がおかしくなったんじゃないかとずっと言われてたそうなんですよ。

それでもおじいちゃんはやっぱり黒島には木が必要木が必要ということで
スクスクと育った木を見てそれから島の人たちは、やっぱり木は必要なんだな。
こんな立派な木が育つんだなということで、このテリハボクの造林運動が始まったという話があるんですね。

テリハボクってとっても言いづらくて
私たちはこれヤラブって言ってます。ヤラブの木って言ってます。


▼りみさんのおじいさんが取り上げられた過去の新聞

平成27年5月30日もう一人の営林業に生きた男 https://x.gd/Y0zFY

昭和33年2月1日東京新聞(夕刊)https://x.gd/0oe3V


- 現在テリハボクは注目されているのですがどう思われますか?

今から50年前に私は、おじいちゃんとおばあちゃん、お母さんと造林のためにタネを拾って
こんな大きな袋に入れていたのが50年後に「これはオイルになるんですよ」といわれて
えっどこがみたいな(笑)

凄くいいオイルが取れると今村社長さんから伺ってそうなんだと思って、

あそうだ、あれ今思い出したんだけどおじいちゃんに報告したこと今思い出した
その森に行っておじいちゃんこれ本当に植えてくれてありがとう
森にしてくれてありがとう!
おじいちゃんがこうやって植えた木は木から落ちたタネはオイルになるらしいよって話したんです。

でも私の周囲は信じてなかったんですよ全然(笑)

タネはいまは外側の柔らかいところはカラスの餌だったり中のオイルになるのはヤドカリの餌になったり
その殻になったこのなんていうかなまんまるでしょそれはビー玉の代わりに遊んでましたね。

- 島の人の反応は?

最初私がタネ拾いから始めるわけですよ。
みんな珍しがってとにかく何してるの?って近寄ってきて
いやこれがね綺麗なオイルになるそうよって
皆、えー嘘とかどうやってやるのとか言ってくれてでも最初みんな笑ってましたよ。

そんなまたねあの騙されてみたいな感じで
でも私がもう本当に拾っていくうちに
やっぱり島の人たちもすごい協力してくれて

タネも持ってきてくれて、割るのも手伝ってくれて
もう間に合わないから(笑)

最初は1人で出来る範囲だったんだけどやっぱり注文とかが入ったりするともう間に合わないので
割ってあげるねってあの島の子供たちも持ってくるんですよ

ふくろに入れて(笑)
可愛いでしょ?(笑)

はい。100円。
商売ってこうやってやるんだよって言って(笑)
やっといま興味持ってくれてなんかやりたいなって言ってくれますね一緒に

黒島は牧場畜産の島どっちかというと男性中心の男の仕事が多いね。
私の夢はこのヤラブのオイルでやっぱり美容系のオイルですので黒島の女性たちに関わってほしいなと思ってね。
すごい女性のアイディアって凄いので

そのオイルを使って色んなことをみんながして欲しいなって思ってます。

- 黒島からみなさんへのメッセージ

本当にこのオイルで黒島がなんかみんな黒島っていう存在を知ってくれたら凄い嬉しいなぁって思いますね。

ほんとにちっちゃなちっちゃな地図にも乗ってないちっちゃな島ですけれども

ハート型をしてます

みんな来てね。黒島に。ハートの島です。

島カフェ ハートらんど

目の前に広がる黒島ブルーの海を見ながらのんびりとした時間過ごすことができます。港を行きかう人の姿も見えて、都会の駅とはまた違った雰囲気をお楽しみください。店内だけではなく、庭の木陰で海を見ながらお食事していただくこともできます。お食事、冷たいデザート、黒島に伝わる昔ながらのデザート等をご用意してお待ちしております。

レンタサイクル・レンタル釣り竿もございます。


〒907-1311 沖縄県八重山郡竹富町黒島466
www.heartland96.com